本と音楽は日常を彩る。

カルチャー日記

同じ窓から見てた空

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高校時代、私とクラスも部活も3年間一緒だった女の子と男の子がいた。

 

一緒にいる時間が長かったからか、私とその女の子と男の子の三人で、しょっちゅう遅くまで駅に溜まったり、誰かんちに泊まったり、花火したり、次の日大事な大会があるのに遠出して遅くなったりしていた。ばかみたいで、楽しかった。
男女の友情が成立していたと思う。

 

その頃は漠然と、こんなの今だけなんだろうなぁ、いつか集まれなくなるんだろうな、寂しいなぁと思ってた。

 

そのあとそれぞれ大学や専門学校に行って、就職して

やがてその女の子は結婚して、子供が生まれて。


そしてまた三人で集まった。その女の子の子供も連れて。

 

その男の子は、子供の扱いがうまくて、その女の子の子供をすごくかわいがって。

いつか良いお父さんになれるだろうなぁと微笑ましかった。

 

子供のこともあるので、ランチ食べて早めに解散した。

 

駅に溜まったり、夜遅くまで遊び行ったり、そういうことはもうないかもしれないけど

形を変えて、こういう風に子供連れたり、仕事や家庭の話したり、形を変えて、こういう風に集まれること、すごく嬉しく思うし、いつか私に子供できたら、二人に可愛がってもらえたらなぁと思う。
先のことは分からないけれど。

 

そしてこの三人で集まると、いつも頭にコブクロの「同じ窓から見てた空」が流れる。

 


コブクロ/同じ窓から見てた空

 

 

あまり有名じゃないかもしれないけど、コブクロの隠れた名曲だと思う。

 

この曲について小渕さんは

 

「一年に一回、学生時代の友達と集まって、飲み会して、その帰りに、母校のグランドに忍び込んで。

そこで色々話してたんだけど、隣に座っていた親友が、突然ポツンと「実は俺、会社辞めたんだ」と言った。

その親友には奥さんや子供もいたし、さっきの飲み会では一切そんなこと言わなかったのに。そして、俺達もそんな話するような歳になったんだなぁと思った。」

 

みたいなことを2016のライブで語っていた。

 


私は他の昔の友達と集まっても、この曲を頭に思い浮かべることはないのに、なぜかこの高校時代の3人で集まると、この曲が浮かぶ

 

そしてこの曲を聴くと、あの2人は元気かなぁと顔が浮かぶ

 

本当に不思議。
でもそういう風に思い出せる人たちに会えて、良かった。

大好きな曲です。